半径3m以内の世界

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重大なことは迷えないまま大人になった

 別れようかどうしようか迷っていた友人の前で、仕事を変えた友人の前で、氷が解けて水っぽくなったジュースをストローでかき混ぜながら私はいつも同じことを言った。

「一生懸命考えて決めたことは、いつだって正しいよ」

 人生の重大な決断ほど私には悩む時間を与えられずもう目の前には一択しかなかったことが多いと思う。まるで自分のせいじゃないとでもいうような言い方だが本当にそうで、元カレと別れた時も、地元に帰る決断をした時も、結婚する相手と出会った時も、いつも「もうそうするしかない」という状態だった。その展開の速さや、人生が変わっていくことに後悔したことはないのだけど、たまにはそのもっと手前で他の選択肢から選ぶ、ということをしてみたかったと思う。別れようか迷っている友人には「別れない」という選択肢があった。私には「別れる」という選択肢しかなかった。どうせなら迷ってみたかった。ただ単に私が決断を迫られるタイミングのずっと手前で、彼女たちの選択肢に気が付いているだけなのだと思う。私が鈍感なのだ、たぶん。

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私たちの人生は選択の連続で出来ていて、どれを選んだとしても幸福に向かっていくのだと思っている。今日夕食をなににしようか、そんなことでしか迷えない私は悩み多き人達から見たらきっと恵まれているのだろう。きっといつかどこかでまた私の一つしかない人生の扉が勝手に開き、私はそこを進んでいく。